発表会に向けて練習をする中、今、自分はどれくらいのところにいるんだろう、、
いつが発表会なんだろう、、
ふと日常の中、そんなことは思わないまま時が過ぎてしまいます。
今月は譜読みが終わってすらすら弾ける状態にはなっていてほしい時期。
だけど、全員がそんな順調にはいかないですね。
来月の終わりには楽譜を見ないで弾けるようになるところまでなってないとリハーサルに暗譜が間に合わないということになります。
そこで、今の状況のタイムを測ることにしてみました。
1曲に8分とかかかっちゃうと発表会おわんなくなっちゃうからね、この曲は3分以内に弾けるようになるのを目指していくんだよ、
または、まだまだ荒い部分だらけでも曲の形は仕上がっていて3分以内に弾ける子たちには、カップラーメン出来上がる時間で1曲弾けちゃうなんて、ほんとちょっとの時間で練習ってできるねぇ、、、
なんて伝えると
、、、、たしかに、、、、
なんとなく聞こえてくるこころの声。
素敵な演奏がしたい、そのためにはどうしていったらいいかな?
言われてやるより、自分で気づいてやるのではないと、、、、と、私も思考錯誤です。
もちろん長い曲を演奏する生徒は仕上がりでもおそらく10分くらいかかりますが。
逆に1分以内で終わってしまう生徒さんには、もう一曲やってみない?と聞いています。
うちの教室は一律の分数での舞台発表はしていません。
それは、それぞれの子のその時の調子、やってみたい、慎重にいきたいなど、気持ちを優先するからです。
(今まで保護者の方にその点について説明したこともなく、指摘されたこともないたので、ご理解いただけていると勝手に思っているのですが、改めて、保護者の方に感謝だな、って思っています。)
だから短い曲の子もいれば長い曲の子もいます。
長い曲が弾きたいとおもった時は挑戦するし、短い曲をとことん大切に仕上げたいってこともあるし、今の自分の日常からこの曲をきちんと仕上げたい、と思う場合もあるし、今の自分のやっている教本にはないようなフラットやシャープがたくさんや、転調もたくさん、なんて曲に挑戦すると挑むこともあるし
どんな曲であれ、その曲を選び、それに向き合っていく過程があります。
発表会の曲の他に練習曲を欠かさず進めていく子もいれば、発表会の曲だけに集中する子もいます。
みんなそれぞれ。
去年初めて発表会に参加した生徒さんからお手紙をいただきました。
去年はすぐ終わっちゃったけど、今年はこんなに長い曲を頑張れるようになりました。
先生いつも教えてくれてありがとう。
お手紙に書いてくれてありがとう。去年はその曲を演奏するのもいっぱいいっぱいの思いだったのに、経験からまなんだ大きな力が今年の頑張りにつながったのですね。
ちいさな生徒さんは、去年は「ど」しか弾かなかったけれど、今年は10本の指を使っての曲。まったく音が読めなかったし、「ど」だけでも音を書いてある通りに左と右を使うことさえむずかしかったのに、この1年での成長、すごいです。
みんなみんなストーリーがあります。
そして
発表会には聴いてくれる人がたくさんまってます。
聴いてくれる人たちは、みんなの応援団です。
みんなに聴いてもらえることを大切に、一人一人練習していきます。
そう思えるようレッスンではコメントカードや曲分析カード、日々のかんばりカードなど、渡していく時期になってますので、一人で取り組むのが難しそうな場合、お手伝い、アドバイスしていただけますよう、よろしくお願いいたします。