レッスン日記

今日の日記

突発性難聴

我が家の話です。

もし、突然耳の聞こえが悪くなったら、すぐに病院へ行ってください。

 

1ヶ月前、娘が突発性難聴になりました。

最初は、ちょっと片耳の聞こえに違和感を感じた程度でしたが、

耳は早く病院に行った方がいいという話を知っていたので、家族で出かけていましたが、すぐに病院に行くことに。

 

しかし、時間的にやっている近所の病院がなかったので、救急に連絡。

今は、世の中こんな状況だからか、どこも受け入れてはくれず。

連休になるから、どうしよう、そんな思いでお願いしても、検査ができないから、とのことで、終わり。。

 

そんな中、21時半までやっている耳鼻科をみつけ急いで向かいました。

 

無症状コロナの可能性もあるのか?その不安もぬぐえませんでしたが、病院に着く頃には、片耳の感覚さえなくなっていて、全く聞こえない状態に、涙を流す娘。

 

検査を終えると、右耳がほとんど聞こえてない状態になってました。

明らかに、突発性難聴。高度難聴レベルだそう。原因は不明。

その頃にはめまいがはじまり、帰りの車内では、さっきまで元気だった娘がぐったり体調悪い人に変わっていて、ショック以外言い表せません。

 

帰宅して手を洗うと、水の音が辛くてたまらないと。

すでにまっすぐ歩けず。

 

そのまま寝たきり生活2週間でした。(でも、幸い吐かないで食べることはできたのでその点はなんか安心でした)

 

寝たきり生活の最中にも何回も病院に行きました。

最初の病院の処置でよいか不安いっぱいな中、2日後に違う病院で診てもらったら、高音以外はほぼ戻っていたので、ステロイドを点滴するのではなく、このままステロイドを飲んで、様子を見るので大丈夫、とのことで、少し安心したものの、聞こえるとはいえ、起きてられないめまいに不安もいっぱい。

 

その2日後、最初に見てもらったところでも、数値は同じ結果だったので、もう少し、このままステロイド内服治療を続けることに。

 

めまいは、ショックによる自律神経の乱れから起こっているものだとのことで、日常生活がまったくできなくなった現実にただただ寄り添うだけ。

 

その4日後、再検査、まったく良くなっていない、とのことで、すぐに大学病院へ。

 

娘の誕生日は、耳が治ったね、って言いたかったね、といいつつ、大学病院でやさしい妊婦の看護師さんに「お誕生日ね、おいしいものなんでも食べてね」って言われ慰めてもらい。音大生は結構多いのよ。またストレスを抱える時期とかになっちゃったりするんだから、ゆっくりしてね。と言われ。

 

周りの人の優しさが胸いっぱいにとびこんでくる。

 

さっそくMRI

脳には異常ないことがわかり、鼓膜にステロイド注射をすることに。

7回連続

 

7回も!?鼓膜は大丈夫なんだろうか、、

 

でも、それが今できる保険治療の最大のことだと。

 

5回目が終わった時、聴力を再検査してもやはり改善は見られないから、私としてはもうやめて欲しかったけど、娘はあと2回の可能性にかけて、7回の鼓膜注射と毎回1時間の点滴を終了。

 

このコロナの中、毎日大学病院に通院することとなって、いろいろ考えてしまいました。

 

たまたまなのか、働いている看護師さんは妊婦さんも多い。

コロナのチェックも毎回行ってたけれど、患者目線まで腰を下ろしてみんなに優しく対応。

 

道路の反対側は、この炎天下に防護服を着てコロナの検査対応をしているのかな、テントがあって、本当に大変だと、なんとも言えない毎日なりました。

 

私は病院内には先生の話を聞く時以外は行かず外で待機していたのですが、不安がる娘の対応を本当に優しくしてくれ、手が冷たくなってしまったら、ビニール手袋越しとはいえ、さすってくれたり、話を聞くだけですが感謝しかないです。

 

でも、耳は治ってません。

高音は戻らず、耳鳴りは消えず。

 

ただ、めまいが落ち着き、日常にも慣れてきて先週くらいからはだいぶ起きてられるようになり、今週に入り、一人で大学も行けるように。

 

篠笛のレッスンを受けているのですが、最初は自分で吹くのも怖いとやめていたのですが、先日は吹いても大丈夫だった、と笑顔で帰宅しました。

 

大きい音が不快らしく、音を聞いたあとは耳鳴りがしばらく大きくなるらしいのですが、だいぶ日常生活は普通にできるようになってきたところ。

 

失ったショックはあるようですが、慣れてきた自分もいやだ、と最初は言ってましたが、だいぶ前向きになってきて、

 

また来週大学病院で検査をしますが、聞こえは自分でわかるので、検査によってショックがとかそういうことはないようなので、ただ、今の医療ではできることはここまで、で、1ヶ月で聴力は固定と言われているらしく、その期間は終了したので、会話は聞こえるようになったし、生活はできるようになったので、あとは、治らないと言われても、治っている方もいるようなので、治ることを信じて、進んで行ってもらうという状況に落ち着きました。

 

レッスンも振替のご協力、ありがとうございました。

おかげで娘のために後悔ない治療に向けての協力体制をとることができました。

またネットで情報探してもなかなか手探りな中、情報もたくさんいただけ、不安しかないなか頑張る力になりました。

 

ありがとうございました😊

 

たくさんのやさしい言葉、たくさん救われました。

 

わたしも人に寄り添って物事を考えられるようになっていきたい、今一度自分のことを振り返るきっかけになりました。

 

娘も今を乗り越えて人生を切り開いていって欲しいとただただ想いを抱きしめる今です。