発表会の選曲をした2月。
だいたいみんなの曲が決まりました。
今年も一人ひとりのおもいがこもった曲がたくさん。
発表会は聴いてくれる人、応援してくれる人、そして日頃遊ぶことはないけれど共に学んでいる仲間たちがいます。
とてもあたたかい空間を観客席にいる保護者のみなさんでつくりあげてくださる素敵な空間、色々考えて、乗り越えて、コツコツ練習してきたみんなには日常とは違う特別な時間です。
心から自分の曲を楽しみ、みんなに音楽が届けられるよう、いつもの曲より長い時間をかけて自分のものにできるよう、時には今までの自分よりがんばることも経験していくことでしょう。
長い時間かけてきたのに、本番にうまくいかないこともあるでしょう。本番が1番よかった、ということもあるでしょう。いつも通り、もありますね。
せっかくだから、間違えないで演奏してほしい。
あんなに頑張ったのに、失敗したらかわいそう。
成功してほしい。そばで支えてるお家の方の心の中は本人よりドキドキしてしまいます。
わたしも発表会の日そう願って力が入って見守ってます。
もちろん、発表会の日が1番気持ちよく演奏できるよう練習していきます。
それでも、すべて、うまくいくとは限らないのです
でもそこに立つみんなみんな、自分と向き合い練習してきて、その日、その時にむけ気持ちを持ち続けてきたのです。
ミスした自分は1番くやしい、時には挫けたくなる気持ちにかられることもあるかもしれません。
でもどうあれ、がんばってきた自分の気持ちを家族に抱きしめてもらえることで、大きく先に進んで、また発表会に挑もう、となんともいえない、達成感をもてることでしょう。
発表会は一つの過程でありゴールではありません。
そして、発表会は人と比較する会ではないこと。
私の教室は、誰しも同じ条件、環境、気持ち、でピアノを学んでいるわけではありません。
その子その子が自分の曲に限られた時間真剣に向き合って、学び、感じ、なにか、を得ることができるよう、レッスンで応援していきます。