レッスン日記

今日の日記

練習が楽しいと思うことのパワー 

楽しいと思うことって、こんなにすごいんだ、と実感した昨日。

技術的にまだピアノを始めたばかりだから、どうしても鍵盤を押すので一生懸命になってしまう生徒さん。音符の長さも数えることで精一杯。そんな様子だったのですが、なんと急に曲が自分のものになってきた様子、とっても歌ごごろある演奏になっていた昨日。

 

おうちでの(お母さんの)努力の様子をお母さんから聞いていたので、こういうことなんだ、と改めて感動した話です。

 

お母さんいわく、間違えとか言うとすごく嫌がるし、泣いたりするようになったり、すねちゃったりするんです、でも、何も言わないとやらないから、、、、、下の子と私はずっと踊ってるんです。

そうすると毎回踊ってって要求されて、、それでいいんでしょうか?

(弟は決めポーズがとっても上手に☺️)

 

と言われ、すごくいいと思います。ママたちには関心を持ってもらいたいけど、あれこれ口は出してほしくないと思うのは当然のことです。

全部、ママがここは違うでしょ〜とか、こうでしょう〜とかずっと横で言っていると習慣なんで、いつの間にか言われたから直すという行動がピアノになってしまいます。(ちなみに私はこう育ったのでのちにとても苦労してしまいました、母には感謝しかないですが、、)

 

だから、踊って伝えるって、喜んでいるならいい方法だと思います。

そんな会話をしてました。

 

お母さんはレッスンに同行していなかったので、今、お子さんの演奏をどう思われているかはわかりませんが、お母さんのサポートは人それぞれですが、最強です。

 

以前も、お母さんと片手づつ弾くことをしたとか、お母さんとの関わりって加減が難しいし年齢によっても違うし、今日と明日も違うかもしれないけれど、

どうしたい、という先をイメージできていれば、それに向かって試行錯誤いろいろ変化するのは同然のこと。

 

素敵なものをたくさん見たり、聴いたりするのも大切だし、曲分析カードに書いたように素敵なイメージに近ずくためにイメージを持つって大切

 

間違えて覚えると直すのにはその倍以上時間がかかるから、最初にしっかりやりたいところだけど、なんでこの音をのばすのか、なんで弱くするのか、なんで休みがあるのか、言葉だけで伝えるのはなかなか難しいことです。わかっても指でコントロールするのは小さい子はなお、難しい。

その一部分の直訳にとらわれてしまうと、音楽でなくただそう鍵盤を指で押す努力をしただけの音になってしまったりもする。

 

言葉にすることが難しいこと、そういったことを体験を通して動いて学ぶのがリトミック

 

リトミックでは、音楽ってこんなに楽しい、面白いということをみんなでコミュニケーションを通して経験できます。そして、ピアノの導入になっています。

ピアノは弾かなくても、自己コントロール力、集中力、聞く力、聴く力、考える力とともにその考えたことを言葉にすること、音符の長さ、スラーやスタッカート、強弱の感覚、フレーズ感、拍子による違い、呼吸感、音楽の向かう方向、調性による感覚の違い、終わりに向かうエネルギー、単音と和音の違い、などすべて体で動いて経験しているのでピアノを始めたら指番号をマスターし音符を読めるようにし鍵盤を指示通りに押せれば、すぐに音色を感じ音楽を意識した曲への挑戦ができます。

なので、リトミックは長く経験していいと思っています。

ピアノを習う予定がない子にたちにも生活が豊かになる要素がたくさん詰め込まれてます。あとで、昨日のリトミックの様子なども書いてみます。

 

もちろん、みんながみんなリトミックをやってるわけではないので、そういったリトミックのいい点を活かしながらレッスンをします。

時には、ただ、話しているだけ、遊んでいるの?とか、思われてしまうかもしれませんが、そういうことも大切だと思っています。

 

お母さんが子へのピアノとの関わり、アドバイスに困ったら演奏に合わせて、音楽を感じて踊ってみる、これはいい案なんじゃないかな、と思ったのでした。一例ですが。

 

 

今日はこれからドレミコース

0歳から3歳の間は、ママの愛情を音楽とともに感じていくこの時間

ママと一緒に楽しい時間を過ごせるよう、今日はみんなどんな調子かな、楽しみです。